女の子をチェンジをする時には女の子に気を使いましょうブログ:20170117
おいらがママの料理のありがたみを知ったのは、
高校2年のときでした。
身体を悪くしたママが、
1ヶ月入院することになったのです。
母子家庭の我が家では、ママは大黒柱。
このままママがいなくなるのではないかと…
とても心細かったのを覚えています。
それまで、
きちんと料理の手伝いをしていなかったおいらは、
ママの見舞いに行っては
ごはんの炊き方から聞くような連日でした。
最初はママの見よう見まねで、
6時食の用意、お弁当作り、夕飯の用意…
とやっていました。
しかし、授業を終えバイトから帰るとへとへとで、
自炊などとてもできる状態ではなく、1週間と続きませんでした。
それまでの食べる事は、
ママがおいらの健康を気づかい、魚料理などの和食が中心でした。
煮物、ひじき煮、おひたし、切干大根…など
どれも栄養豊富な料理でしたが、
高校生のおいらはちょっと物足りなさも感じてもいました。
だから…というか、この時とばかりに
自分の好きなものばかりを食べようと決めたおいらは、
6時食をごはんから菓子食パンに変え、
お弁当はできあいのもの、
18時はインスタント食品やジャンクフードなどにし、
栄養も考えず食べたいものを好きなだけ食べていました。
当然の結果というべきか、
おいらの身体はそのつけを払うことになりました。
体重は2KGも増え、
肌にはニキビができ、髪もパサついた状態になりました。
しかも、たった1ヶ月の間に2回も風邪をひいてしまい、
入院中のママを不安にさせる程でした。
術後の経過が良かったママは、
退院後家に帰るなり、
栄養たっぷり愛情たっぷりの料理を作ってくれることに…
ママに食べたいものを聞かれ、
和食好きでもなかったおいらが真っ先に答えたのは、
「煮物」でした。