基本的に不潔な男は女の子に嫌われてしまいますブログ:20210706
ムスメが生まれてから8ヶ月が過ぎました。
ムスメが何より大好きなこと、
それは、抱っこです。
あたくしが仕事から帰り、あたくしの顔を見るや、
ニカッと顔をほころばせ、目をキラキラさせながら、
抱っこされるのを待っています。
着替えて手を洗ってから抱っこをしようと思うあたくしは、
意味がわかるのかどうかはわかりませんが、
「ちょっと待っててねー」と言いながら
自分の部屋に向かいます。
すると、
背後からは
「フンギャーッ!」という泣き声が聞こえてきます。
その声に振り返ると、
ムスメは何とも切なく悲しい顔で
泣いているではありませんか。
あたくしは胸がつぶれそうになりながらも、
「せめて手だけは洗わねば…」と
洗面所に向かいます。
振り返って一旦目が合ったにもかかわらず
去っていくあたくしの姿を見て、
泣き声が一段と大きくなります。
ダッシュで手を洗い、
服を脱ぎ散らかしながら娘の元に駆け付けると、
ムスメはあたくしの目にビシッと視線を合わせながら、
アゥアゥと喘ぎながら目に一杯涙を溜めています。
真っ赤になって目に一杯涙を溜めているムスメを抱き上げると、
ムスメは、あたくしの腕の中に収まるまでのわずかな間に、
もう泣きやんでいます。
あたくしの腕の中であたくしの顔をじーっと見つめて
ニッコリ微笑んでいるムスメの目は、
帰ってきたあたくしの姿を見つけた時と同じ目をしています。
その後は、
あたくしの眼鏡を取ろうとして阻止され、
あたくしの鼻をもぎ取ろうとして阻止され、
唇を引っ張ろうとした手をあたくしにバクッと食べられそうになって、
驚きながらもキャッキャと喜びます。
そんなムスメとのやりとりの一時、
あたくしは幸せを感じます。