まるで恋人気分のように女の子と接しようブログ:20150310
我が家の料理は、お父さんが作ります。
お母さんは日本人、お父さんは中華系フランス人。
ぼくが小さい頃、二人がそれぞれ料理を作っていました。
お母さんが作るのは和食中心。
基本は茹でる、焼く、煮る…
素材のそのままの味を楽しむと言えば聞こえはいいけれど、
実は料理がちょっぴり苦手なんです。
子どもたちが巣立った後、
我が家のシェフは、お父さんのみとなりました。
お父さんが作るのはエスニック中心。
一般家庭ではなかなか食べない茹でた鳥の足先だって、
我が家ではお馴染みの家庭料理です。
お父さんは料理が好きで、餃子も皮から作ります。
スーパーの食材売り場の散策が大好きで、
一日に何度も食材売り場に足を運んでいます。
お父さんの料理の腕前は、
その辺のレストランよりも断然上です。
お父さん特製の中華料理を食べたら、外では食べられなくなります。
我が家にお客さんを招待すると、
お父さんはここぞとばかりに料理を振舞い、
皆舌鼓を打ちながら食べています。
お父さんは、
皆に自慢の料理を振舞えるのが、
とても嬉しいようです。
また、ぼくたち子どもが実家に帰ると、
これも食べろあれも食べろと大盤振る舞い。
自分で作ってみておいしかったら、
たとえ前日に食べたとしても、ぼくたちのために改めて作ってくれます。
そんな我が家の家庭料理は、
到底インターネットでも検索不可能です。
お父さんの料理を作れるようになりたいけれど、
これがなかなか難しい…
まず調味料がわからない…
見慣れない調味料が多いんです。
作り方もまた難解。
「料理教えて」って頼んでみても、
なんとなくこれくらい…とか、味見しながらだよ…って、曖昧すぎる。
とりあえずぼくはお父さん譲りの料理のセンスはあるものの、
お父さんの味を引き継ぐには、まだまだ時間がかかりそうですね。