まるで恋人気分のように女の子と接しよう


まるで恋人気分のように女の子と接しようブログ:20160801


今日から学校のプールが始まる!

「いってきます」の声を玄関に残したまま
むすめは駆け出していった。

重いランドセルを背負いながらも踊るように出かけたむすめは
よほどプールを楽しみにしていたのだろう。

しかし帰って来たときの
「ただいま」は蚊の鳴くような声だった。

どうしたのか聞くと、どうやら着替えの時、
両方の尻の中央にあるえくぼのようなくぼみを
友達に笑われたらしい。

父母からの遺伝子は変なところまで類似を作る。
何を隠そう、俺の尻にもそのえくぼがある。

俺自身はそのえくぼを気にしたこともなかったのだが、
むすめは今にも泣き出しそうな様子だった。

「ママとおそろいよ」となだめすかしたが…

「他は全部ママと同じがいい。だけどおしりだけはいや!」と強情だ。

その話はむすめは納得しないままだったが、
数日経って、俺のほうはすっかり忘れてしまった。

そのまま夏休みに入り、
俺はむすめを連れて実家に泊まりに行った。

あの厳格なパパが孫の顔を見ると
顔中をしわくちゃにして喜ぶ。

むすめは「おじいちゃんとお風呂に入る」と
風呂場へ駆け出した。
しばらくすると、風呂場から二人の大きな笑い声が聞こえてきた。

のぞいてみると、二人は泡だらけで互いの尻を見比べている。
「ママ、おじいちゃんにもあった、あったよ!」

なんと、生まれて初めて見たパパの尻に
えくぼが二つ行儀よくならんでいるではないか!

むすめは
「おじいちゃんとママとわたしが繋がってる証拠なんだね」と言いながら、
嬉しそうに父の尻のえくぼを触っていた。

むすめの発見で三人で大笑いするとともに、
俺は確かにこの年老いたパパのむすめだったんだと、
なんだか少しジーンとしてしまった。