よくあるピンクチラシからデリヘルを利用しないようにブログ:20161008
あたしは父母が本当に嫌いでした。
小さいころの記憶といえば、
家でビールに溺れる父、
そのことで父をなじる母親。
そしてその怒りを姉やあたしにぶつけ、
姉はその怒りをあたしにぶつけていました。
家には居場所がない…
子供の時のあたしは
そう考えるしかありませんでした。
以前、実家に帰った時に
小学生の時に作った壁掛けがあったはずなので、
母親に見せてほしいと頼むと、
「捨てた」と言いました。
あたしは当然のように聞きました。
「なんで捨てるねん、小学生のとき作った作品で唯一残ってるやつやん」
母親は言いました。
「あの壁掛け吐き気するくらいキライやねん。
灰色とかなんともいわれへん色ばっかりやから」
その通りです。
あたしがみても30秒が限界なのですから…
小学生の持つ明るさなどまったくなく、
絶望という言葉がふさわしいような色だけでした。
そして中学、高校と
表面的には普通の子供でしたが
内面的にはどんどんゆがんでいきました。
変わることのない父と母親、姉との確執。
その時のあたしの望みはただひとつ、
「楽に死にたい」
何度も首をくくる練習もしました。
包丁をウエストにあてたりもしました。
このまま目が覚めなかったらいいのに…と
連日のように思っていました。
そしてある時、あたしは決めました。
「こいつらは赤の他人や」と。
そしてあたしは一度だけ父母に言ったことがあります。
「こんなゆがんだ性格にしたのはあんたらのせいや、謝ってほしい」と。
父母は頭を下げました。
でも、そんなあたしでも
今は少しづつ父も母親も姉も
許せていっています。
姉に子供が産まれ
実家で子供たちと遊ぶようになった時に、
姉から
「ありがとう」と感謝をされたことで
あたしの中で何かがかわりはじめたんです。